ボルゾイかわいそう、という言葉を目にして、この記事に辿り着いたあなたは、きっとボルゾイの優雅な姿に憧れつつも、どこか不安を抱えているのではないでしょうか。
SNSで見かけるボルゾイは、風を切って走る姿が美しく、まるで貴族のような佇まいです。
でも同時に、狭い部屋で過ごすボルゾイや、真夏の炎天下を散歩させられている姿を見て、心が痛んだ経験があるかもしれません。
ボルゾイが金持ちの犬と呼ばれるのには理由があります。
値段が高いだけでなく、飼育にかかる費用も桁違いです。
子犬を迎えた後に後悔する人が後を絶たないのも事実で、差し上げますという里親募集も散見されます。
寿命が他の犬種と比べて短いことも、飼い主の心を重くさせます。
この記事では、ボルゾイがなぜかわいそうと言われるのか、その本当の理由を包み隠さずお伝えします。
後悔してから手放すのではなく、今この瞬間に、自分がボルゾイを幸せにできる飼い主かどうかを見極めてください。
- ボルゾイがかわいそうと言われる具体的な7つの理由
- 飼って後悔する人に共通する3つのパターン
- 覚悟を持った飼い主だけが知るボルゾイの本当の魅力
- ボルゾイを幸せにできる人の4つの絶対条件
ボルゾイが「かわいそう」と言われる7つの理由
ボルゾイがかわいそうと言われる背景には、日本の住環境と犬種の特性が決定的にミスマッチしている現実があります。
ここでは、その具体的な理由を7つに分けて解説します。
理由1|1日2時間以上の運動が必要…散歩だけでは足りない現実
ボルゾイは、ロシアの広大なステップでオオカミを追いかけていた猟犬です。
その血統は、現代の家庭犬になった今も色濃く残っています。
1日に必要な運動時間は、合計1時間から1時間半とされていますが、これは散歩だけの話ではありません。
朝晩各45分程度の散歩に加えて、週に数回は全速力で走れる環境が必要です。
散歩の距離は1日10km近くが目安
歩行のみの散歩でも、1回あたり3から5キロメートル、1日合計で6から10キロメートルの移動距離が必要になります。
これは普通の住宅街をぐるぐる回るだけでは到底満たせない距離です。
さらに重要なのが、リードを外して全速力で走らせる時間です。
サイトハウンドであるボルゾイにとって、時速50キロメートル以上で疾走することは本能的な欲求です。
ドッグランなどの安全な囲いのある場所で、週に数回は爆発的なダッシュをさせなければ、ストレスが蓄積します。
運動不足が招く悲劇
運動欲求が満たされないボルゾイは、家の中で問題行動を起こします。
家具を噛み壊す、前脚を舐め続けて自傷する、低く響く声で遠吠えを続ける。
これらは全て、運動不足による精神的ストレスの表れです。
狭い部屋に閉じ込められ、週に数回しか散歩に行けないボルゾイを見た人が、かわいそうと感じるのは当然のことです。
アスリートを座敷牢に閉じ込めているようなものだからです。
理由2|月3万円超の餌代…経済的負担に耐えられますか?
ボルゾイが金持ちの犬と呼ばれる理由は、子犬の値段だけではありません。
毎月かかる餌代が、小型犬とは比較にならないほど高額だからです。
プレミアムフードで月2万円以上
体重40キログラムのボルゾイは、1日あたり約1600から2000キロカロリーを必要とします。
これをプレミアムフード(グレインフリーや消化吸収の良いもの)で満たそうとすると、1日あたり400から500グラム、月間12から15キログラムを消費します。
ロイヤルカナンのマキシシリーズ、アカナ、オリジンといったプレミアムフードを与える場合、月額15000円から25000円が相場です。
安価なフードで済ませることもできますが、排泄量の増加や毛並みの悪化、将来的な健康リスクを考えると推奨されません。
医療費・予防費も小型犬の8倍
フィラリア予防薬やノミダニ駆除薬は、体重に比例して価格が上がります。
小型犬なら月500円程度で済むものが、ボルゾイでは月3000円から5000円になります。
年間で約3万円から4万円です。
| 費用項目 | 月額目安 | 年間目安 |
|---|---|---|
| 食費(プレミアムフード) | 15,000〜25,000円 | 約20〜30万円 |
| 予防薬・ワクチン | — | 約5万円 |
| ペット保険 | 4,000〜15,000円 | 約6〜18万円 |
| トリミング・ケア | — | 約10〜20万円 |
年間の維持費だけで40万円から70万円。
これが10年以上続くことを考えると、生涯で600万円から700万円の出費を覚悟しなければなりません。
失業や収入減でこの固定費が払えなくなり、泣く泣く手放すケースが後を絶ちません。
経済的な準備なしに飼い始めたことで、犬も飼い主も不幸になる。
これが、かわいそうと言われる2つ目の理由です。
理由3|日本の夏は地獄…暑さで命を落とすリスク
ボルゾイは、マイナス数十度のロシアの寒冷地に適応した厚いダブルコート(二重構造の被毛)を持っています。
これが日本の高温多湿な夏には致命的なリスクとなります。
24時間エアコン稼働が必須条件
夏季の室温は22度から25度以下を24時間維持する必要があります。
留守番中も、エアコンは常時稼働が前提です。
湿度も50パーセント前後に保たないと、パンティング(あえぎ呼吸)による体温調節効率が著しく低下します。
電気代の負担を惜しんでエアコンを切ったり、設定温度を28度にしたりすれば、それは熱中症による死のリスクと直結します。
真夏の室内で倒れ、そのまま命を落とすボルゾイも実際に存在するのです。
日中の散歩は自殺行為
夏場の散歩は、アスファルトの温度が完全に下がっている早朝(日の出前)や深夜に限定されます。
日中の散歩は犬にとって自殺行為に等しいと言っても過言ではありません。
地面に近い犬は、照り返しの熱を人間以上に受けます。
人間が暑いと感じる気温なら、犬はその数倍の過酷さを体感しているのです。
真夏の炎天下、ぐったりとしたボルゾイを無理やり散歩させている飼い主を見かけたら、周囲が虐待に近いと感じるのは当然です。
日本の気候はボルゾイにとって生存適応外の環境であり、それを理解せずに飼うことが、かわいそうと言われる大きな理由の一つです。
理由4|狭い家では身動きできない…最低限必要な広さとは
ボルゾイのオスは体高85センチメートル、体長はそれ以上に達します。
後脚で立ち上がれば、成人男性の身長を軽く超えます。
方向転換すらできないワンルーム
体長が1メートル近い犬が、室内でUターンするには最低でも畳2畳分の幅が必要です。
ワンルームや1LDKのような狭小住宅では、文字通り身動きが取れません。
狭い廊下や家具が密集した部屋では、長い尾が花瓶や食器をなぎ倒す「ハッピー・テイル症候群」も頻発します。
尾を振っただけで物が壊れ、尾自体も怪我をする。
これでは犬も飼い主もストレスしか溜まりません。
滑る床は関節破壊への道
日本の一般的なフローリング床は、ボルゾイにとって氷の上を歩くようなものです。
滑る床での生活は、常に筋肉を緊張させ、股関節形成不全の悪化や膝蓋骨脱臼を招きます。
最悪の場合、転倒による骨折もあり得ます。
生活圏内の全面に、滑り止め機能の高いコルクマットやタイルカーペットを敷設することは、推奨事項ではなく飼育の前提条件です。
この床材対策を怠った結果、足腰が弱って満足に歩けなくなったボルゾイを見れば、誰もがかわいそうだと思うでしょう。
理由5|独立心が強く距離感を好む…べったり甘える犬ではない
ボルゾイの性格を、ゴールデン・レトリーバーやラブラドールのような愛玩犬と同じだと思っていると、大きなギャップに苦しむことになります。
犬の皮を被った猫のような存在
ボルゾイは、飼い主と同じ部屋にいても、べったりとくっつくのではなく、少し離れたソファで背を向けて寝ているような適度な距離感を好みます。
これを冷たいと感じるか、自立していて心地よいと感じるかが、飼い主としての適性を分けます。
広大な平原で自らの判断で獲物を追い詰めていた猟犬の血統は、人間に従属するのではなく、対等なパートナーとして振る舞う遺伝子を持っています。
しつけが入りにくい理由
座れ、待てなどの基本コマンドは覚えますが、それを実行するかどうかは彼らの気分次第です。
強圧的な訓練は逆効果で、繊細な彼らは委縮し、飼い主への信頼を閉ざしてしまいます。
おやつや褒め言葉を用いたポジティブな強化が有効ですが、それでも完璧な服従を期待してはいけません。
彼らのプライドを傷つけず、協力したほうが得だと思わせるような、知的な駆け引きが必要です。
べったり甘えてくれる犬を期待していた飼い主が、この独立心の強さに戸惑い、懐かないと嘆くケースは少なくありません。
犬種の特性を理解せずに飼った結果、双方が不幸になる。
これも、かわいそうと言われる理由の一つです。
理由6|心臓病・胃捻転のリスク…平均寿命10年の短さ
ボルゾイの平均寿命は10歳から14歳とされていますが、これは大型犬としては長い部類です。
しかし、超大型犬(グレート・デーンなど7から9歳)と比較しての話であり、小型犬の15歳以上という寿命と比べれば圧倒的に短いのが現実です。
胃拡張・胃捻転症候群の恐怖
ボルゾイの死因として常に上位に挙がるのが、胃拡張・胃捻転症候群(GDV)です。
胸郭が深く幅が狭い構造のため、胃が胸の中で動きやすく、食後の運動や早食いによって胃がガスで膨張し、ねじれてしまいます。
ねじれると血管が圧迫されてショック状態に陥り、数時間以内に適切な処置(開腹手術)を行わなければほぼ100パーセント死亡します。
夜間救急対応を含め、手術・入院費で30万円から60万円がかかります。
| 予防策 | 具体的な方法 |
|---|---|
| 食後の安静 | 食後2〜3時間は絶対に運動させない |
| 分割給餌 | 1日2〜3回に分けて少量ずつ与える |
| 食器の高さ | 台に乗せて少し高い位置で食べさせる |
| 予防的胃固定術 | 去勢・避妊手術時に胃を腹壁に固定 |
その他の健康リスク
股関節形成不全、骨肉腫(骨のがん)も大型犬に多発する疾患です。
骨肉腫は進行が極めて速く、発見された時点で肺に転移していることが多く、予後は極めて不良です。
健康に見える若年期に突如として死に至るケースも少なくなく、10歳まで生きるためには日常的なリスク管理が徹底されていることが前提となります。
こんなに美しいのに、すぐにお別れが来る。
この短命さへの切なさも、かわいそうという言葉に込められています。
理由7|「見た目だけ」で飼って手放す人がいる…里親募集の多さ
ボルゾイは、ペットショップでの展示販売が稀な希少犬種です。
専門ブリーダーからの直接購入が主流で、衝動買いは起こりにくいはずなのに、それでも飼育放棄や里親募集が後を絶ちません。
差し上げますの裏にある悲劇
SNSや里親募集サイトで、ボルゾイ差し上げますという投稿を目にすることがあります。
理由は様々ですが、共通しているのは飼い主の準備不足です。
散歩中の引きが予想以上に強く、飼い主が転倒・骨折して物理的に散歩ができなくなったケース。
失業や収入減で月数万円の固定費が払えなくなったケース。
転勤や離婚で引っ越し先が大型犬不可だったケース。
優雅に歩くはずが、猫を見ると暴走するという性格の不理解。
こうした理由で手放されるボルゾイは、何も悪くありません。
悪いのは、見た目の美しさだけに惹かれ、犬種の特性を理解せずに飼い始めた人間です。
ネグレクトの実態
被毛のケアが放棄され、巨大な毛玉(フェルト状)になって皮膚炎を起こしている事例。
サークルに閉じ込めっぱなしで、足腰が弱っている事例。
真夏の炎天下、適切な空調管理なしに飼育され、熱中症寸前の状態で保護される事例。
これらの不適切な飼育環境に対する批判が、ボルゾイはかわいそうという声の根底にあります。
犬種の特性を無視した飼育は、動物虐待と紙一重なのです。
ボルゾイを飼って後悔する人の3つの共通点
ボルゾイ後悔という検索ワードが存在するのは、実際に飼ってから後悔している人が一定数いるからです。
彼らに共通するパターンを分析すると、3つの典型的な失敗が見えてきます。
共通点1|「大人しそう」と勘違いして子犬を迎えた人
ボルゾイは室内では静かで、置物のように大人しいと言われます。
しかし、それは十分な運動欲求が満たされている場合に限った話です。
子犬期のエネルギーは桁違い
ボルゾイ子犬は、成犬以上にエネルギーが有り余っています。
生後6ヶ月から1歳頃までは、好奇心旺盛で動き回り、家の中を走り回ることもあります。
この時期に適切な運動とトレーニングを行わないと、成犬になっても問題行動が残ります。
成長後も運動欲求は変わりません。むしろ、体が大きくなった分、必要な運動量も増えます。
子犬の頃は何とか対応できても、40キログラムを超える成犬になった途端、制御不能になって後悔するケースが後を絶ちません。
イメージと現実のギャップ
SNSで見る優雅に歩くボルゾイの姿だけを見て、自分もあんな風に散歩できると思い込むのは危険です。
その裏には、毎日2時間以上の運動、週数回のドッグラン通い、徹底した空調管理という膨大な労力があります。
理想と現実のギャップに耐えられず、飼育を放棄する。
これが後悔する人の典型的なパターンの一つです。
共通点2|賃貸・集合住宅で飼い始めた人
ペット可の賃貸物件だから大丈夫、と安易に考えて飼い始めると、後から深刻な問題に直面します。
苦情・退去勧告のリスク
ペット可物件の多くは、小型犬を想定しています。
体重40キログラム超の大型犬が室内を歩く足音は、階下の住人にとって相当な騒音になります。
ボルゾイは無駄吠えが少ないとはいえ、ストレス時の低く響く遠吠えは壁を通して隣室に伝わります。
苦情が重なれば、退去を勧告されることもあります。
引っ越しの困難さ
大型犬可の賃貸物件は極めて限られています。
転勤や家族構成の変化で引っ越しが必要になった時、次の物件が見つからず、泣く泣く手放すケースも少なくありません。
賃貸で大型犬を飼うなら、最低でも一軒家タイプのペット可物件、もしくは防音性能の高いマンションの1階を選ぶ必要があります。
それを理解せずに飼い始めたことで、後悔する人が多いのです。
共通点3|「かわいい」だけで経済計画なしに飼った人
ボルゾイの値段は40万円から70万円。
この初期費用だけを見て、何とかなると思い込むのは大きな間違いです。
生涯飼育費用600万円超の現実
食費、医療費、予防費、ペット保険、トリミング、光熱費(エアコン常時稼働)を合算すると、年間40万円から70万円、生涯で600万円から700万円の出費を覚悟しなければなりません。
これは軽自動車数台分、あるいは地方の中古マンション一室に匹敵する金額です。
突発的な医療費に対応できるか
胃捻転の手術、骨折の治療、がんの治療。
これらは一度で30万円から100万円以上かかることもあります。
ペット保険に入っていても、全額カバーされるわけではありません。
経済的な余裕がないまま飼い始め、いざという時に治療費が払えず、最悪の選択を迫られる。
これが後悔する人の最も悲劇的なパターンです。
かわいいだけで飼える犬種ではない。この認識が欠けていたことで、犬も飼い主も不幸になるのです。
それでもボルゾイを選ぶ価値はある?覚悟した人が語る魅力
ここまで厳しい現実を突きつけてきましたが、それでもボルゾイを選ぶ価値はあるのでしょうか。
答えは、覚悟を持った飼い主にとってはイエスです。
魅力1|他の犬種にはない気品と優雅さ
ボルゾイが金持ちの犬と呼ばれる理由は、経済的負担だけではありません。
その見た目の格別さにあります。
走る姿の美しさは芸術
ドッグランで全速力で疾走するボルゾイの姿は、まるでバレエダンサーのように優雅です。
長い脚が地面を蹴り、シルクのような被毛が風になびく瞬間は、他のどの犬種にも真似できない美しさがあります。
散歩中に風を切って歩く姿、サロン帰りの輝く被毛、ソファでくつろぐアンニュイな表情。
その存在そのものが動く芸術品であり、飼い主に見る喜びと誇りを与えます。
注目度の高さ
ボルゾイと散歩していると、必ずと言っていいほど声をかけられます。
何という犬種ですか、触ってもいいですか、という質問は日常茶飯事です。
希少犬種であるがゆえの注目度の高さは、飼い主の自尊心を満たします。
ただし、これを目的に飼うのは本末転倒です。
あくまで副次的な喜びとして捉えるべきです。
魅力2|静かで落ち着いた室内での過ごし方
十分な運動さえ満たせば、家では驚くほど静かです。
OFFスイッチの入りやすさ
朝晩の散歩とドッグランで思い切り走った後のボルゾイは、室内ではスイッチOFFの状態になり、ほとんど寝て過ごします。
無駄吠えが極めて少なく、気配を消すのが上手いため、近所の人に犬を飼っていることすら気づかれないこともあります。
大型犬特有の包容力
騒がしくはないものの、その大きな体がそばにいるだけで安心感があります。
冬場は湯たんぽ代わりになり、非常に暖かい。
そばに寄り添って静かに過ごす時間は、現代人のストレスフルな生活において高い精神的癒やし効果を持ちます。
魅力3|独立心があるからこその選ばれた喜び
誰にでも愛想を振りまくわけではないからこそ、飼い主だけに心を許し、甘えてくる時の特別感は格別です。
深い信頼関係のツンデレ感
普段はクールな彼らが、帰宅時に全身で喜びを表現したり、ふとした瞬間に体を預けてきたりするギャップに、多くの飼い主が魅了されます。
選ばれた者だけが知る特別な関係性です。
対等なパートナーとしての関係
ボルゾイは、主従関係ではなく、対等なパートナーとして接することを求めます。
尊重し合える関係を築けた時の充実感は、他の犬種では得られないものです。
数々の高いハードルを乗り越えて飼育するオーナーたちにとって、ボルゾイは代えがたい魅力を持つ唯一無二のパートナーなのです。
ボルゾイを幸せにできる人の条件…あなたは当てはまりますか?
ここまで読んで、それでもボルゾイを飼いたいと思えるなら、次は自分が飼う資格があるかを冷静に判断してください。
条件1|毎日2時間以上の運動時間を確保できる
仕事が忙しくても、雨の日も、体調が悪い日も、毎日朝晩2回、各45分以上の散歩が必須です。
さらに週数回はドッグランへ連れて行く必要があります。
仕事との両立は可能か
フルタイムで働いている場合、早朝5時に起きて1時間散歩し、夜帰宅後に再度1時間散歩する。
これを10年以上継続できるかを真剣に考えてください。
一人暮らしなら、ペットシッターやドッグウォーカーを雇う経済的余裕も必要です。
家族がいる場合は、全員が協力体制を取れるかが鍵になります。
条件2|月5万円以上の犬関連支出に余裕がある
食費2万円、予防薬5000円、ペット保険1万円、トリミング(月割)1万円、光熱費増加分5000円。これで月4万5000円。
さらに定期検診や突発的な医療費の積立を含めると、月5万円以上の固定費が必要です。
緊急時の医療費に対応できるか
胃捻転の手術で50万円、骨折の治療で30万円、がん治療で100万円。
こうした突発的な出費に、貯金を崩さずに対応できる経済的安定性が求められます。
| 項目 | 月額目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 20,000円 | プレミアムフード想定 |
| 予防薬 | 4,000円 | 5〜12月の8ヶ月間 |
| ペット保険 | 10,000円 | 年齢により変動 |
| トリミング | 10,000円 | 2ヶ月に1回を月割 |
| 光熱費増加 | 5,000円 | 夏季エアコン常時稼働 |
| 合計 | 約50,000円 |
条件3|庭付き一軒家(または広い住居)を用意できる
賃貸マンションで飼えないわけではありませんが、最低でも2LDK以上、できれば一軒家が理想です。
床材対策は必須
生活圏内の全面に滑り止めマットを敷設する。これは推奨事項ではなく、飼育の前提条件です。
初期費用として10万円から30万円の出費を覚悟してください。
近隣トラブル回避
集合住宅で飼う場合は、1階を選ぶ、防音性能の高い物件を選ぶ、事前に管理会社に大型犬飼育の可否を確認するなど、慎重な準備が必要です。
条件4|愛でるより尊重するを選べる
べったり甘えてくれる犬を期待しているなら、ボルゾイは向いていません。
独立心を理解し、過度な甘えを期待しない
ボルゾイは、猫のように適度な距離感を好みます。これを冷たいと感じず、自立していて心地よいと思えるかが、飼い主としての適性を分けます。
対等なパートナーとしての関係性
命令に従わせるのではなく、協力し合える関係を築く。
彼らのプライドを尊重し、知的な駆け引きを楽しめる。そんな姿勢が求められます。
自己診断チェックリスト
| チェック項目 | YES / NO |
|---|---|
| 毎日2時間以上の運動時間を10年以上確保できる | |
| 月5万円以上の固定費を無理なく払い続けられる | |
| 突発的な医療費50万円に即座に対応できる貯金がある | |
| 広い住居と滑り止め床材を用意できる | |
| 夏季24時間エアコンを稼働させる覚悟がある | |
| べったり甘えない性格を受け入れられる | |
| 平均寿命10年という短さを覚悟している |
上記の質問に一つでもNOがあるなら、今は飼うべきではありません。
全てYESと答えられた人だけが、ボルゾイを幸せにできる資格を持っています。


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